2019.9.30プレスリリース
株式会社エージェンテック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金 淙採、以下「エージェンテック」)は、大阪市高速電気軌道株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:河井 英明、以下「Osaka Metro」)が、8月から順次導入しているタブレット端末に、コンテンツ管理ソリューション「ABook360(エーブック・サンロクマル)」を提供し、9月1日より本格的に運用を開始したことをお知らせいたします。鉄道事業者でのABookシリーズ(OEM製品を含む)の導入は10社目。
2018年4月に大阪市営地下鉄が民営化して誕生したOsaka Metroは、「安全・安定・快適輸送」を掲げて、業務に取り組んでおります。その一環として、お客様対応の強化を図るためにABook360を導入しました。運転部の全乗務員、約1,000人に対して、ABook360をインストールしたタブレット端末を配布しました。
【導入前の課題】
・お客様へのご案内をさらに充実させたい。
・乗務員の知識やスキルを効率的に高めたい。
・乗務員が携行する規程類等が紙なので、携行性に欠ける。
【ABook360導入による効果】
業務に必要な情報をタブレット端末に集約。規程類や業務マニュアルなどの資料をペーパーレス化することで、携行性を高めるとともに省資源化を図りました。また、資料のほか、音声や360度パノラマVRなどを活用し、乗務員の知識やスキルの向上にも一役買っています。
異常時放送文例を確認し放送を実施する乗務員
具体的な活用方法を一部紹介します。
車内放送の音声を多言語化
異常時の多言語放送により外国からのお客さまへの案内を、より正確に提供することが可能になりました。
車両内の機器等の確認に360度パノラマVR
車両内の空間情報に機器等の情報をシームレスに組み合わせることで乗務員の知識やスキルの向上が効率的になりました。実際に車両内にいなくても空間情報を把握できるので、研修においてもご利用いただいております。
■「ABook360」について
社内資料や動画、画像、音声、360度パノラマVRなど多様なデータをクローズド環境下で安全に利用するためのコンテンツ管理ソリューションです。単なる紙のデジタル化やデータ管理にとどまらず、データを組み合わせることで、より効果的なデータ活用の形“次なるデジタル化”を実現します。
■エージェンテックについて
[代表取締役社長]
金 淙採
[事業内容]
ABookシリーズを中心に事業を展開。同シリーズはモバイルコンテンツ管理市場で4年連続NO.1(※)。また、2017年9月に、革新的なテクノロジーベンチャーを選出するアワード「2017 Red Herring Top 100 Asia」を受賞するなど注目を集めております。
[本社所在地]
東京都千代田区神田司町2-2 新倉ビル6F
※ミック経済研究所「コラボレーション・モバイル管理パッケージソフトの市場展望2018年度版」より
■Osaka Metroについて
[代表取締役社長]
河井 英明
[本社所在地]
大阪府大阪市西区九条南1丁目12番62号
[URL]
https://www.osakametro.co.jp/