いつでも見学できるバーチャルショールーム
リッチコンテンツの活用でより充実した展示内容に
「木を活かし、よりよい暮らしを」を企業理念に掲げる永大産業株式会社(以下、永大産業)は、そのショールームにおいても、木を活かした豊かな住まいづくりを提案している。数十万点にのぼる部材の展示、現地での見学が困難なお客様への商品の提案など、ショールームに関しての課題を解決するため、360度パノラマVRソリューションSmart360を導入。パノラマVRとショールームの親和性はもちろん、Smart360ならではのリッチコンテンツを活用した展示など、多くの面で効果をもたらした。
ショールームが日本全国にあるが、場所によって見られない商品があった
妊娠中やお子様連れなど、ショールーム見学が困難なお客様への提案方法が必要だった
全国のショールームにある商品を、低コストで簡単に公開できるようになった
ショールーム見学が困難なお客様に、いつでも見に来ていただくことが可能になった
ショールームを訪れる前や後の確認に使っていただけるようになった
ショールームを訪れる前に展示内容を確認するためのツール
住宅資材及び木質ボードの製造・販売を手掛ける永大産業は、フローリングをはじめ、室内ドア、クロゼット、システムキッチンなどを取り扱い、誰でも安心・安全・快適に使用できる製品の開発に取り組んでいる。製品の現物は日本全国14ヶ所に展開しているショールームに展示されており、顧客はそこを訪れれば実際に製品を確認することができる。
しかし、数十万点もの部材すべてをショールームに展示するには限界があり、実際にショールームを訪れても「見たかった製品は他のショールームに展示されている」というケースも少なくなかった。そのため、来場前にどういった製品が展示されているのかを顧客に確認してもらうツールを導入する必要があった。
限られたリソースでも360度パノラマVRコンテンツを効率的に制作できる
展示内容をインターネット上に公開・確認してもらうツールについては以前から他社製品で検討していたが、非常に高額であったため導入への躊躇があったという。
「そんな中、Smart360を展示会で見たときに『これだ』と確信しました。」
こう語ってくれたのは、事業管理部企画課の中井氏。
さらに、こう続ける。
「限られたリソースでも活用できるSmart360は、導入の条件を見事にクリアしました。」
誰でも簡単に360度パノラマVRコンテンツを制作・活用できるSmart360は、コンテンツ制作にかかる時間や人員を最低限に抑え、最大限の効果をもたらすことができる。
現場の見学が困難なお客様にVRショールームを提案
永大産業の商品購入を検討している顧客のほとんどは、ショールームを訪れる。その中には出産前の妊婦さんや小さなお子様を連れたご夫婦も多く、ショールーム内の移動や立ったまま商品説明を聞くなど、大きな負担となっていた。
ご主人だけがショールームを訪れるケースもあるが、特にキッチンに関しては男性だけでは決めきれず、結局メールや電話などで自宅にいるご夫人に意見を聞くことになるという。
Smart360はそれらの課題すべてを解決した。
インターネット上に公開したバーチャルショールームは体力的な負担もなく、小さなお子様がいても問題なく自宅から見学できる。Smart360は商品の詳細な説明も記載できるので、単なるウェブサイトを見るより遥かに多くの情報を提供することが可能だ。
「事前にSmart360をご覧いただき、確認したい製品や質問を準備して来場される方、実際のショールームを見学されたあとにご自宅での再確認に利用される方など、ご利用方法は様々です」、事業管理部広報課の井學氏は多くの効果を語ってくれた。
スタッフの代わりにお客様をご案内できるバーチャルショールームづくりを
Smart360は画像やテキストだけでなく動画や音声も利用できるため、単なるインターネット上のショールームにとどまらない使い方ができる。そういったコンテンツをフルに活用することで、バーチャルショールームはさらに豊かなものになる。
「製品の特長についてのご説明や、使い方動画などを掲載していきたいと考えています。また、Smart360が当社ショールームスタッフの代わりとなって、ご来場できないお客様へのご案内ができる、そんなコンテンツを充実させていきたいと思っています。」(井學氏)
Smart360がショールームをさらに機能的に、魅力的に進化させていくことが期待されている。
さらに、将来への展望について、事業管理部企画課の小池氏がこのように語ってくれた。
「当社は業界にさきがけて、3Dカメラを用いた製品実物画像のご紹介を始めました。大阪・梅田ショールーム内から運用を開始し、順次全国のショールームへと展開しています。最終的には、現在注目されているメタバースなどの三次元仮想空間での接客、サービスのご提供を行なうことになってくかもしれません。」
住宅や、それを展示するショールームという「空間」と、3D・VRといった新しいデジタル技術との親和性の高さを理解し、積極的に取り入れていく柔軟な姿勢は、今後の業界のスタンダードになっていくであろう。
社名 |
永大産業株式会社 (Eidai Co., Ltd.) HP |
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本社 | 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60号 |
代表者 | 代表取締役社長 枝園 統博 |
設立 | 1946年7月29日 |
主な事業内容 | 住宅資材及び木質ボードの製造・販売 |
2022年2月25日現在