こんにちは。エージェンテックのクシビキです。
私は元テレビディレクターという立場から、映像コンテンツに関する話題を中心に様々な情報を発信していこうと思います。
若い人ほど倍速視聴好き!?
みなさんは「倍速視聴」で動画を見たことがありますか?
近年、若者を中心に1.5倍や2倍のスピードで動画を視聴するのが当たり前になっているのだそうです。
かくいう私も「倍速視聴をする派」です。ドラマやバラエティーなどはさすがに等倍速度で見ますが、ニュース系の動画や教育系の動画などは倍速視聴することが多々あります。
ニュースは要点や結論を知るために視聴するので、そこが抑えられれば多少早口だったとしても特に問題はありませんし、倍速視聴している分、多くの情報を得ることができます。
さすがに私には早口すぎて見ることはできませんが、若者たちはドラマすら倍速で見る傾向があるようです。
実際、とある調査によると、視聴者全体の約3割は倍速視聴の経験があり、特に20代にその傾向は高かったそうです。
多くの動画コンテンツが世の中にあふれている今、あらゆる情報を動画から得ている人が増えている証拠だと思います。私は通勤時にネットニュースを読むことが多かったのですが、最近ではYouTubeで流れているニュース動画を音声で聞いています。音声のみであれば、歩きながら聞くことができるので都合がよいのです。
実際、動画で情報収集をする人は増えていて、社会人の約7割がYouTubeで情報収集したことがあるそうです。
さらには、そのうちの3割が仕事などの業務に関する情報収集だそうです。私も動画編集の技法をYouTubeで調べることがしょっちゅうありますし、今やビジネスにおいても動画が欠かせなくなっているのですね。
コスパではなくタ〇パが重要
倍速視聴が増える理由として、「タイパ」が重視されるという側面があるようです。
多くの人は聞きなれないかもしれませんが、「タイパ」とは「タイムパフォーマンス」の略。
コスパ(コストパフォーマンス)→いかに安く済ませるか
に対して、
タイパ(タイムパフォーマンス)→いかに早く済ませるか
というものです。
インターネットの普及により、私たちの周りには情報が急増しました。その一方で、情報を収集したり、得た情報を活用する「時間」そのものに変化はありません。
こうしたことから、若者世代は効率よく時間を使う「タイパ」を重視するようになったといいます。番組の途中で強制的にCMが流れるTVが若い人から毛嫌いされる理由の一つに、「タイパ重視」の背景があるのだと思います。
いずれにせよ、動画は人間の意思決定を左右する大きなトリガーであることに違いありません。私自身もトレンドを意識しながら動画づくりをしていきたいと思います。
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