こんにちは!株式会社エージェンテック・エヴァンジェリストのミヤザキです。
近年、製品紹介などの目的で動画コンテンツの利用が増えてきています。そこで今回は、動画を利用した営業活動のDX化についてお話したいと思います。
ビジネスでの動画コンテンツ利用
ビジネスでの動画の制作や視聴はこれまで、通信速度の問題や制作の手間などから、一部の利用にとどまっていましたが、現在はどうなのでしょうか。
5Gやソフトウェアの普及で動画利用が一般的に
近年、5Gの普及に伴う通信環境の高速化、YouTubeに代表される動画プラットフォーム利用人口の増加、はたまた動画編集用ソフトウェアの普及などにより、動画コンテンツもかなり身近なものになってきました。
その結果、動画を通じて企業サイトへ訪問するというケースも増えてきているそうです。
事実、弊社への問い合わせも、YouTubeを視聴したお客様からというケースも増えています。今はもう我々のようなIT企業だけではなく、様々な業種・業界で、動画活用の機会が増えてきているのは間違いないことです。
動画活用のメリット
ここでシンプルな疑問が浮かんできます。
「なぜ動画が活用されることになるのか?」
これは答えもシンプルで、
「動画は効率的に物事を伝達できるから」
です。
「1分間の動画には、文字にして180万字分の情報量がある」
という説があります。ここからもわかる通り、動画は、文字で伝えるよりはるかに多い情報を端的に伝えることができます。
企業で言うなら、製品やサービスの魅力、他社との差別化、自社製品の優位性の提示など、全てのことを分かりやすく伝えられる、ということです。
ここが、動画を活用する最大のメリットだと思います。
近年、製品・サービスは複雑化し、似たようなものも増えたりしています。そんな中、どうやって自社製品のよさをアピールできるか、わかりやすく提示できるか、印象を残すことができるか、などを考えると、カタログや資料だけでは難しい。そこで、動画を効果的に利用する必要が出てくるわけです。
動画が使われる用途は
では、ビジネスで活用される動画は、どんな目的が多いのでしょうか。
主に以下のような用途に使われていると思います。
製品やサービスの紹介動画(営業資料として)
メカ製品の動きやスピードなど、スペック表では伝えることが難しい訴求ポイントを動画にしてまとめて見せることで、より分かりやすくなります。
作業手順動画(社内利用マニュアルとして)
飲食チェーン店などでは調理手順や注意点を動画にして共有、どの店舗でもクオリティーを均一にする効果が期待されます。
また、工場などでは作業手順や注意点を動画化してマニュアルのように利用されており、ミスの軽減や事故の防止に役立っています。
ビジネス活用する上での課題
ここで、ビジネス現場での動画活用が持つ課題についても触れてみたいと思います。
通信環境に左右される
利用シーンによっては、通信が安定しない場所に遭遇してしまうケースが多くあります。
通信環境がよくない場合、YouTubeやサーバー上での公開などでは映像がカクカクしたり止まったり、上手く利用できないということが少なくありません。
動画の情報が漏れてしまう可能性
YouTubeなどのオープンなプラットフォームは不特定多数のユーザーに対して配信することには適していますが、逆に言えばも誰でも視聴できてしまうため、競合他社にノウハウが漏れてしまう可能性があります。
YouTubeでは「限定公開」という権限設定もできますが、「URLが分かれば視聴できる」ことには変わりないので、万全なセキュリティが担保されているとは言えません。
結果、「動画ファイルをPCなどにダウンロードして持ち歩くことが安全なのでは?」ということになってしまいます。
再生時のレスポンスの悪さ
サーバー上にある動画ファイルを再生・閲覧する際によくあることですが、「再生されるまでの待機時間が長い」ということも多々見受けられます。また、早送りや巻き戻しなどの操作のレスポンスが遅いなど、今まさに営業でプレゼンしなければならない現場で支障をきたしてしまうことがあります。
一般的に、「動画再生や操作に3秒以上待たされると、現場では使えない」と判断されてしまうそうです。ここはスピーディに再生・操作できないことには始まりません。 やはり、「PCにダウンロードして持ち歩くことが一番などでは?」という考えが頭をよぎってしまいます。
個人に依存してしまうバージョン管理
上で述べてきたような通信環境の上での再生問題、セキュリティの問題、操作レスポンス問題のために、個人のPCに動画ファイルをダンロードして利用することになったとします。
そうなると、各動画ファイルのバージョン管理は使用する個人に依存してしまうため、最新版がどれか分からなくなってしまいます。これはどうしても防ぐ方法がありません。
何の問題もなくスムーズに動画をビジネス活用するために
せっかく動画コンテンツを制作しても、上に挙げたような状況に陥ってしまっては効率的な活用ができません。
ビジネスの上でかなり有効な武器となる動画があっても、「宝の持ち腐れ」となってしまいます。
動画を効率的に活用する環境
動画を効率的に活用するためには、
・セキュアな環境で、
・動画の閲覧できる権限ある人だけが、
・いつでも最新の動画コンテンツを視聴できる
という条件を整えられれば、ここまでに挙げてきた全ての問題をいっぺんに解決できます。
そのためには、やはり動画コンテンツを活用するためのプラットフォームが必要になってきます。
では、どんな要件を具備していれば良いのか?整理してみたいと思います。
動画コンテンツ活用に必要な4つのポイント
ここまでに挙げてきた課題をクリアするポイントは、以下の4つです。
- 動画コンテンツは、通信環境が悪くても利用できること。つまり、端末にダウンロードしてのオフライン利用が可能であること。
- 動画を再生する端末は、PC、タブレット、スマートフォン、種類を選ばず可能であること。
- 動画コンテンツがアップデートされた場合は、それを通知する機能があること。また、アップデートされた動画を端末で上書きでき、常に最新にできること。ダウンロード操作は1アクションでできることが望ましい。
- 動画コンテンツを視聴できる期間や端末を細かに設定・管理できること。端末利用者の部署移動、退職などの理由により、端末での動画コンテンツを利用でいないように制御できること。
ハードルは意外と低い
上記の通り、必要な項目 ―つまりビジネス活用する上でのハードル― は、意外と低く、多くはないのです。
YouTubeやクラウドストレージサービスではこの条件を満たすことができないので難しく感じがちですが、そこまで難しいことではありません。
この条件を満たす専用の管理サーバーとクライアントアプリのシステムをゼロから構築できれば一番よいのですが、それはコストと開発期間が膨大になってしまい非現実です。
そうなると、この条件を満たすサービスを利用するのが、一番の近道となります。
動画のビジネス活用に最適なサービス
弊社が提供しておりますソリューション「ABookBiz」は、これまで挙げた条件を全てクリアして安心・安全に動画コンテンツをビジネス利用していただけます。
動画活用の環境が整備できれば、メリットはいっぱい!
では、動画コンテンツの利用環境が整えられるとどんな恩恵(メリット)があるのでしょうか。
ここが一番気になるところだと思いますので、以下に簡単にまとめてみました。
- 商談時間の短縮 ⇒ 商談の効率化(商談件数アップ)
- 通信環境に左右されなくなり、機会のロスを軽減
- 動画コンテンツ管理の負荷を軽減し、一元管理できる
- 常に最新バージョンを利用することができる
ざっくり言うなら、
動画コンテンツの利用効率がアップし売り上げもアップ!
そして、動画コンテンツの配信管理の負荷も大幅に軽減できる!
ということです。
また、コロナ禍以降のビジネスにおいて動画は非常に有効である、ということを動画でまとめましたのでご覧ください。たった3分で、動画の重要性が具体的に分かるはずです!
まとめ
ビジネス現場で動画を活用するには、コンテンツ利用環境の整備が大切である、ということをお分かりいただけたのではないでしょうか。
必要な条件(ポイント)はさほど多ありませんが、全てクリアしないといけないものばかりです。
先ほどご紹介した弊社のコンテンツ管理サービス「ABookBiz(エーブック・ビズ)は、これらの問題全て解決し、ビジネス動画をフル活用するのに最適なソリューションです。
ぜひ、以下のリンクから製品をご確認いただき、お気軽にお問い合わせください。
動画コンテンツのビジネス利用に最適なサービス、ABookBizの製品ページはこちらから!
筆者紹介
宮崎 裕明
株式会社エージェンテック / マーケティング部 エヴァンジェリスト
産業機器の開発20年を経て、開発のプロセス改善コンサルティングに従事。その後はスマートデバイスを活用したソリューションでお客様の課題解決支援に奔走し、VR元年から360度パノラマVRコンテンツ制作サービス立ち上げに参加する。
自身でも5,000枚以上の360度パノラマ写真を撮影してきた経験をもとにコンテンツの重要性の啓蒙活動を行い、その一環としてYouTube・本ブログにて「教えて!VR先生」を連載。
2024年度4月からは、AIをテーマにYouTube・本ブログにて「教えて!AI」連載中。
現在は、VRのプロフェッショナルとしての活動のほか、スマートデバイスのフィールド業務における活用方法など、さまざまな業界の支援へと活動の幅を広げている。
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